愛詩tel by shigさんのサイトより
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<転載開始>

綺麗のトリセツより
2016年9月15日

オーガニックなら安全?安心して食べられる野菜の買い方・選び方

美と健康のために野菜を多めに摂りたいと考えている女性は多いでしょう。
ビタミン、食物繊維、ファイトケミカルと体にいい成分がいっぱいの野菜ですが、あなたの買っている野菜は果たして本当に安心して食べられるものでしょうか?
今回は、安心・安全な野菜の買い方・選び方についてお話しします。

※ファイトケミカルとは、植物が持つ天然の化学成分のことで、抗酸化作用などさまざまな働きが期待されている。

1)「オーガニック=安全」ではない

最近、イオンやライフなど大手スーパーも「オーガニック」をキーワードとしたショップ展開を始め、食のオーガニックブームが到来しつつあります。
女性雑誌でもオーガニックがお洒落なもの、健康に良いもの、環境にやさしいものとしてもてはやされつつありますが、そもそもオーガニックとはどういうことかご存知ですか?

オーガニックとは「有機栽培」を意味し、国によってオーガニック認定の基準が違いますが、日本では一定の基準を満たした農産物に関して「有機JAS認定」が与えられます。野菜の場合は、種をまいたり苗を植えたりした日から遡って、2年間は禁止された肥料及び土壌改良資材を使用していないこと。
果樹であれば、同様に3年間使用していないことが証明されてはじめて、「有機JASマーク」をつけることができ、「有機栽培農産物」と呼ぶことができます。

ところが、禁止されているもの以外の肥料や農薬なら使用可能であり、その作物の種が遺伝子組換えであっても認証を受けることができるのです。
実は使ってもいい農薬は37種類もあります。
また、化学肥料不使用であっても、有機肥料の実態はさまざまです。

枯れ葉など植物由来のものでしたらさほど心配ありませんが、牛糞や鶏糞が使用されている場合、一定期間以上発酵させたものでないと硝酸態窒素という有毒物質が含まれていることがあります。
また、その牛や鶏がどんな餌を食べて、どんな育てられ方をしたかでも安全性に違いがあります。
遺伝子組み換え飼料を食べて、成長ホルモンや抗生物質を投与されて育った牛や鶏の糞だったら、発酵させただけではその影響は薄まらないでしょう。
中には化学肥料より危険な場合もあるのです。

ですから、必ずしも「オーガニック=安全」とはいえないのです。

2)生産者を知ることの大切さ

本当に安全なものを食べたければ、生産者を知ることです。
でも、スーパーでよく見かける「生産者指定」とか「◯◯さんが作りました」という表示だけでは何もわかりませんね。
実際に生産者と話をして、どんな肥料を使ったのか、農薬は不使用かどうか、という育て方まで確認しないと安心することはできません。
「そんなこと無理!」という声が聞こえてきそうですが、解決策はいくつもあります。

3)どこで買えばいいの?

では、生産者を知って農産物を買う方法をいくつかご紹介しましょう。

①農家からの直販サイトを見つける

インターネット時代ですから、「無農薬」あるいは「自然農」といったキーワードから自分の好みに合う農家さんを見つけ、野菜を送ってもらうことができます。
長く続けば、親戚のような心のかよう交流もできるでしょう。
食の仕事についている私の友人たちの多くは、信頼できる農家さんから直接送ってもらっています。
たとえば、下記のような利用しやすい宅配もあります。

ナチュラル・ハーモニー
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/

南清貴さんの宅配
http://kiyo-san.jp/delivery/

また、Facebookのコミュニティーには自然栽培や無農薬栽培を応援するものもいくつかありますので、そういったグループのメンバーになって野菜を買うこともできます。

自然栽培全国農家直売リスト(FBページ)
https://www.facebook.com/shizencyokubai/

自然栽培全国農家直売 (公開グループ)
https://www.facebook.com/groups/452476101528880/

②マルシェを利用する

マルシェでは生産者さんと直接話をすることもできますし、実際に目で見て手に取って、買うことができるのが魅力です。

 

③自然食品店で無農薬野菜を探す

ナチュラルハウス (店舗リスト)
http://www.naturalhouse.co.jp/shops/

こだわりや (店舗リスト)
http://www.kodawariichiba.com/shop

ナチュラルマート(広尾)
http://naturalmart.jp/

④道の駅や路面の無人直売所で買う

こうした場所では、文字通り地産地消、地元の野菜を購入することができます。

一見、見栄えの悪い、形や大きさのふぞろいなものや、根菜なら虫の這ったあとがあるものや、小さいもの。
葉野菜なら外葉が虫に食われたものや、葉脈が左右対称なもの、緑色が薄いものが自然栽培の野菜です。
買ってみて、長時間置いても腐らず、しおれて枯れていくだけなら自然栽培に間違いありません。

4)コンビニやスーパーの野菜しか買えないときは?

そうは言っても、時間がない、予算がないといった理由で宅配やマルシェ、自然食品店なんて利用できないという方もあるでしょう。

では、普通の八百屋さんや、コンビニ、スーパーの野菜しか買えないときはどうしたらよいのでしょうか?
こうした店舗に並んでいる野菜は、ほとんど農薬や化学肥料を使う慣行農法によって育てられたものです。
そういう場合の解決策をいくつかあげてみます。

①農薬を除去するためによく洗う

農薬を落とすためには、pH12.5以上の強アルカリ性の液体が適していると言われています。
ホタテ貝の炭酸カルシウムを利用した製品は、安全で農薬を落とすのにすぐれていますので、利用すると良いでしょう。

ベジクリーン150(pH13.6)
http://hbcfunato.jp/lp/vegeclean/

ホタテのおくりもの (pH12.5以上)
http://kenkolabo.com/hotate.html


②カット野菜は買わない

コンビニやスーパーで売られているカット野菜は、次亜塩素酸ソーダという薬品で消毒されてから、水洗いされ、さらに酢などで殺菌されてから水切りしてパック詰めされます。
そのため、塩素臭が残っていたり、ビタミンCが30%も減少するなどお勧めできません。

③冷凍野菜は表示を見る

生のまま冷凍された野菜はまだよいのですが、水煮してから冷凍されたものは栄養分が煮汁の中に流れ出てしまっているので、避けましょう。

5)自家栽培のススメ

結局、手軽に育てられる野菜から自分で育てるのが、一番安心して食べられるし、野菜への愛情も湧くのではないでしょうか。
「感謝して食べる」という食育の基本にもなります。

①プランターで手軽に育てる

ハーブや香味野菜などは比較的育てやすいので、無農薬・無肥料で育ててみることをお勧めします。
ミニトマトを栽培している方も多いですね!

市販のネギが市場に出るまでにいったい何回農薬をかけられているかご存知でしょうか?
なんとその数80回以上に上ります。
生で食べることの多いものだけにゾッとしますね!
それなら自分で育てた方が絶対に安心!!
また野菜のえぐみは肥料のせいなので、使わない方が断然美味しいのです。

失敗しない自然栽培のやり方はこちらをご参照下さい。

★「野菜は小さい方を選びなさい」岡本よりたか著
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4894519658/forestpublish-22/ref=nosim

★「協生農法実践マニュアル」舩橋真俊著(無料PDF)
http://bit.ly/2ck5K2f

②貸し農園で野菜を作る

お庭のある方は家庭菜園をお勧めしますが、マンション住まいの場合は貸し農園という手もありますよ。
たくさんの選択肢がありますので、楽しみながら「食の安全」を探してみて下さい。

著者情報

白河 三來

美肌研究家/アンチエイジング・コンシェルジュ/セミナー・プロデューサー/「愛のファッション・プロファイリング講座」プロデューサー/立川ルリ子 R's メソッド認定講師



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