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2018年11月27日 (火)

サウジと米国で展開される民主主義と無縁の権力抗争(その2)

サウジと米国で展開される民主主義と無縁の権力抗争(その2)               

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 ​アル・カイダはCIAが訓練した「ムジャヒディン」のコンピュータ・ファイル​だと故ロビン・クック元英外相は指摘したが、これは正しい。アル・カイダはアラビア語でベースを意味、「データベース」の訳語として使われているのだ。この傭兵システムを1970年代の終盤に作り上げたのがジミー・カーター政権の国家安全保障補佐官だったズビグネフ・ブレジンスキーである。

 アフガニスタン後、アル・カイダ系武装集団は旧ユーゴスラビアで活動、1998年8月にケニアのナイロビとタンザニアのダル・エス・サラームのアメリカ大使館を爆破したとされている。これを口実としてアメリカのビル・クリントン政権はタリバン政権が支配するアフガニスタンをスーダンとともに巡航ミサイルで攻撃。タリバン政権はアメリカとパキスタンが作り上げたのだが、TAPIパイプラインの敷設計画を巡ってアメリカ政府とタリバン政権は1996年から対立していた。

 アル・カイダの名前を知る人が増える出来事が2001年9月11日に引き起こされた。ニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃され、ジョージ・W・ブッシュ政権は詳しい調査をする前にアル・カイダが実行したと断定、アフガニスタンを攻撃し、2003年にはアル・カイダ系武装集団と敵対関係にあったイラクを先制攻撃した。

 ブッシュ・ジュニア大統領はネオコンに担がれていたが、このネオコンの中心グループに所属するポール・ウォルフォウィッツは1991年の夏頃、イラク、シリア、イランを殲滅すると発言していた。当時、ウォルフォウィッツは国防次官。1991年12月にソ連が消滅、翌年の2月にウォルフォウィッツたちは国防総省のDPG草案という形で世界制覇計画を作成した。いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンだ。(​3月​、​10月​)

 バラク・オバマ大統領はムスリム同胞団を中心にした蜂起で体制を倒すため、2010年8月にPSD-11を出す。ムスリム同胞団を中心にした蜂起で体制を倒すという内容で、翌年の春からリビアとシリアで作戦は始動した。シリアは1991年にネオコンが公言していたターゲット国。リビアのムアンマル・アル・カダフィはアフリカを自立させるため、ドル支配から脱出しようと目論んでいた。

 リビアのカダフィ体制は2011年10月に崩壊するが、そのときにアル・カイダ系武装集団とNATO軍の連携が明白になった。その武装集団の傭兵たちはシリアへ移動していくが、その拠点がベンガジにあるアメリカ領事館。カダフィが惨殺された直後、ベンガジの建物にアル・カイダの旗が掲げられた。(​ユーチューブ​、​デイリー・メイル紙​)

 2012年9月11日にベンガジの領事館が襲撃され、クリストファー・スティーブンス大使が殺されている。大使はその前日に領事館でCIAの工作責任者と会談していた。当時、CIAの長官を務めていた人物はネオコンのデイビッド・ペトレイアスで、国務長官はヒラリー・クリントンだ。オバマ政権はムスリム同胞団との関係が深かったと見られているが、それに反発したサラフィ主義者のグループが襲ったとも噂されている。

 この襲撃の前月、つまり2012年8月にアメリカ軍の情報機関​DIAはホワイトハウスへシリアに関する報告書​を出している。シリア政府軍と戦っている武装集団の主力はサラフィ主義者やムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQI(DIAはアル・ヌスラと実態は同じだとしているが、これは正しい)であり、オバマ政権が主張するところの「穏健派」は事実上、存在しないとしていた。

 東部シリア(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配国が作られる可能性があるともDIAは警告、これは2014年にダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)という形で現実になるが、報告書が作成された当時のDIA局長がマイケル・フリン中将だ。

 ダーイッシュは2014年1月にファルージャで「イスラム首長国」の建国を宣言、6月にはモスルを制圧した。その際にトヨタ製の真新しい小型トラック「ハイラックス」を連ねてパレード、その後継を撮影した写真が世界規模で流れているが、その際、アメリカ軍はスパイ衛星、偵察機、通信傍受、人からの情報などでダーイッシュの動きを把握していたはず。ところが反応していない。オバマ政権はイラクやシリアでの作戦にダーイッシュを組み込んでいたと見られているのだが、この武装集団とアメリカとの関係はアメリカの軍人や政治家も口にしている。

 例えば、アメリカ空軍の​トーマス・マッキナニー​中将は2014年9月、アメリカがダーイッシュを作る手助けしたとテレビで語り、​マーティン・デンプシー​統合参謀本部議長(当時)はアラブの主要同盟国がダーイッシュに資金を提供していると議会で発言、10月には​ジョー・バイデン​米副大統領がハーバーバード大学で中東におけるアメリカの主要な同盟国がダーイッシュの背後にいると語っている。2015年には​ウェズリー・クラーク​元欧州連合軍最高司令官もアメリカの友好国と同盟国がダーイッシュを作り上げたと述べた。

 そして2015年8月、​マイケル・フリン元DIA局長​はアル・ジャジーラの番組へ出演した際、ダーイッシュの出現を見通していたにもかかわらず阻止しなかった責任を問われ、自分たちの任務は提出される情報の正確さをできるだけ高めることにあり、その情報に基づいて政策を決定するのはバラク・オバマ大統領の役目だと答えている。つまり、オバマ政権の「穏健派支援」がダーイッシュの勢力を拡大させたというわけだ。

 一時期、ダーイッシュなど武装勢力はシリア政府軍を圧倒、シリアはサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団が支配するカルト国家になりそうな雰囲気だった。2015年2月に国防長官がチャック・ヘイゲルからアシュトン・カーターへ、また統合参謀本部議長が同年9月にマーチン・デンプシーからジョセフ・ダンフォードへ交代になるが、いずれも戦争に消極的な人物から好戦的と見られる人物へのバトンタッチだった。アメリカ軍の直接的な軍事介入も噂された。ロシア軍がシリア政府の要請でシリアへ軍事介入したのはこの年の9月30日だ。

 この軍事介入で戦況は一変、ダーイッシュやアル・カイダ系武装集団を名乗る傭兵は支配地域を急速に縮小させ、バシャール・アル・アサド体制を倒すというアメリカ、イスラエル、サウジアラビア、イギリス、フランス、トルコ、カタールなどの目論見は崩れる。

 現在、ユーフラテス川の北側はアメリカ軍、イギリス軍、フランス軍が20カ所以上に基地を建設して居座る姿勢を見せているが、同川の南側はイドリブなど一部を除いて政府軍が奪還に成功している。イドリブにはトルコを後ろ盾とする武装グループとアメリカを後ろ盾尾とする武装グループが残っているようだが、上層部はアメリカ軍が脱出させたとも言われている。

 アメリカ軍が行っていることは、かつて日本軍が中国で行ったことに似ている。日本は満州人を使って満州国をでっち上げたが、アメリカはクルドを使って傀儡国家を建設しようと目論んでいる。(了)

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以上は「櫻井ジャーナル」より

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